LoSの部屋

一人語りをするために作りました

ヴァイオレット、このすばの映画感想

先日見てきたので、その感想。

重度なネタバレはしないが軽くはするので自己責任で。

ヴァイオレットから。

 

起伏が激しいガッツリ感動させるような話ではなくて、延々と優しい世界が続き、心が暖まる話だった。

テーマは家族愛だが、重い話じゃなくて、ゆったりとした雰囲気が続いているのが、とても良かった。起伏が小さくても、飽きさせない映像美と、繊細な脚本が、さすが京アニだなと思う。

全体的に繊細すぎてメインのストーリーが言語化しにくい。優しい世界の一言に尽きる。

アニメのキャラクターにそれぞれ、見せ場があって、ヴァイオレットの世界が続いていることが、とても嬉しかった。劇場版もいつまでも待ちたい。

一番良かったなぁと思えるのはEDの「エイミー」だった。あの映画に相応しい神曲。スタッフロールが他の映画よりも重大なこともあり、EDだけで映画の半分くらいの価値を感じれると思う。

 

余談だが、この作品で百合を感じれる人間は、感性の違いを感じてビビる。

 

次、このすば。

 

こっちは、ずっとバカやってるのかなと思いきや、しっかり感動させてきたのが驚き。基本的にはテンポよくギャグが続くが、要所要所に感動する部分があって、かなりよく出来ていると思う。

このすば特有の、雑な作画が劇場版にも残っている分、脚本に力を入れてバランスをとったのは良い采配だった。爆裂魔法とかは、普通に凄かったので作画自体も悪くなかったが。

キャラの活躍は、ゆんゆん>めぐみん>>アクア>紅魔族>ダクネス、ウィズ、バニルといった感じ。アクアくらいから、だいぶ見せ場があったと言えると思う。

特にゆんゆんの口上は、個人的に一番の感動ポイント。泣きそうになりました。日常パートでは影が薄いのがゆんゆんの魅力かもしれないけど、もう少し出番合っても良いと思います。それくらい要所で活躍していた。

あと、さらっと紅魔族の設定が開示されたのが面白かった。

 

感想終わり。両方とも良作ではあったが、期待を大きく超えてきたのは、このすばって感じ。(過少評価していただけとも言えるが)

両方とも見て良かったとは思えるので、時間のある方は是非。